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テーブルランド 編

「焙煎について―その①」

皆さんにも“好きなコーヒー”がありますよね。ブラジル?グアテマラ?モカ?マンデリン?

 私の好きなコーヒーは、『中深煎り〜深煎り』のコーヒーです。実は、産地・銘柄による味の違いよりも焙煎の度合いによる味の違いの方が大きいのです。

 焙煎の浅いコーヒー(色が薄く茶色)は、酸味が多く残っていて苦味は少ない。これをさらに深く煎って行くと色の濃い褐色になり、酸味は減って苦味が出て来ます。

 酸味が多いと言われがちなモカも深煎りにすれば酸味は無くなって行きます。逆に苦味が強いとされるマンデリンでも浅煎りだと苦味は少なく酸味の多いコーヒーになります。酸味と苦味のバランスは、実は、焙煎によるところが大きいのです。

 自分の好みの焙煎具合いを見つけることをオススメします。もし中煎りが好きなら、いろんな産地・銘柄の中煎りのコーヒーを飲んでみてください。好みからハズレること無く様々な産地・銘柄の風味を美味しく楽しむことができますよ。

 私は、中深煎り〜深煎りのコーヒーを中粗挽きにして80℃位のお湯でゆっくり淹れて飲むのが好きです。そうすると柔らかく美味しい苦味とほのかな甘みのあるクリアなコーヒーになります。