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MOLINO COFFEE 編

こんにちは!MOLINO COFFEE 五味です。

今回のテーマは、抽出についてです。いつもお客様に尋ねられることが多い質問です。

抽出には、ネル、フレンチプレス、マキネッタなどいろいろな器具を使用しています。

今回は、最も基本的なドリッパーとペーパーフィルターを使用した方法をご紹介したいと思います。

⚫︎ドリッパーのモデルは、主にCAFEC スリーフォー ドリッパーを使用しています。

最も普及している台形型の濾紙を使用するタイプです。多くのお客様と近い使用環境でなるべくより沿った形式でテストするために頻繁に使用しています。

⚫︎豆の使用量

1杯の場合は、12g / 130ml

2杯の場合は、20g / 260ml

3杯の場合は、27g / 390ml

(杯数が増えると分量が減ります)

⚫︎メッシュ(挽き目)

基本は、中挽きの少し粗めに設定してます。ローストの深度で微調整もしています。

(粗いと酸味が際立ち、細かいと苦味が強くなります)

⚫︎使用前に茶こしメッシュで微粉を軽く払います。

(払いすぎ注意です)

⚫︎ペーパーをセットし湯を通しペーパーの匂いを抜き、器具やカップも温めます。

(ペーパーの匂い抜きは、上質なペーパーだと必要ないです)

⚫︎コーヒーをドリッパーに投入し平らにならしスケール(計量スプーン)底面で軽く中央に凹みをつけ湯を注ぎます。3mmほどの細い注ぎで中心から外側に湯を浸透させます。湯温85〜90℃で抽出し蒸らしは、湯を注いでから20秒ほどで行っています。

(蒸らしは、短いほど薄くになり、長いと濃くなります)

⚫︎中心から時計回りに渦を描くように湯を3mmほど細い注ぎで数回に分けて約5cmほどの高さから一定量の湯を足していきます。ドリッパー縁1cmほどを残し中心に戻り繰り返し湯を注ぎサーバーの目方で仕上がり量を確認しドリッパーを外します。

(細く注ぐと味は濃くなり、太いほど薄くなります)

⚫︎サーバー内のコーヒーの濃度を均一化させるためマドラーで混ぜた後に温めたカップにサーブして完成です。抽出したコーヒーは、70℃〜60℃まで冷ますとコーヒーの持つ味要素がよりはっきり確認できます。

シンプルで奥が深い抽出、紹介した方法も1例に過ぎないので是非皆さんも自身のコーヒー道を極めて楽しんでくださいね!